建設業許可を取得すると個別に建設業許可番号が付与されます。
建設業許可番号は国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システムに入力することで、該当する業者の詳細を調べることができます。建設業者を管理・特定するための重要な番号といえます。
建設業許可番号の見方について見ていきましょう。
建設業許可番号の見方
建設業許可番号は、例えば「国土交通大臣許可(特-1)第55555号」のように許可ごとに個別の番号が付与されます。
3つの内容で構成されており、許可の内容や取得年が分かるようになっています。
- 国土交通大臣許可
- (特-1)
- 第55555号
それぞれの役割について詳しく見ていきましょう。
大臣許可と知事許可
建設業許可番号の先頭に付与されるのは「国土交通大臣許可」もしくは「都道府県知事許可」です。
二つ以上の都道府県外に「営業所」を置く場合は国土交通大臣許可となります。一方で、一つの都道府県内のみに「営業所」を置く場合は都道府県知事許可となります。
知事許可から大臣許可に変更した場合、番号は変わりませんが先頭に付与される文言が変更されることになります。
一般建設業と特定建設業
一般建設業の場合は「般-〇〇」と表記されます。一方、特定建設業は「特-〇〇」となります。
「般」ないし「特」の後に記載される数字は、許可された年を意味します。例えば、「般-30」であれば、一般建設業許可を平成30年に取得したことが分かります。令和1年取得した場合は、「般-01」と表記されます。
許可の取得年は、5年に一度の更新において重要です。更新期限の具体的な日時は、建設業許可番号だけでは分からないため、他の書類を確認しましょう。
事業者ごとの個別番号
最後に記載される番号は、事業者ごとに付与される個別の6桁の番号です。
許可通知書には、6桁の番号の前に2桁の大臣知事コードが記載されており計8桁の数字となります。各種申請書類によって書き方が異なることがあるので注意しましょう。
基本的に、許可を更新しても番号が変わることはありません。
例えば、一般建設業に加えて特定建設業許可を取得した場合であっても番号は変わりません。一方で、新規で取得し直すと新たな番号が付与されます。